2026/03/22~2026/03/28 振り返り

今週のマーケット要約

  • S&P500は5週連続の週間下落(週間-2.1%)。NASDAQは週間-3.2%で昨年10月高値から13%超の下落となり調整局面入った。ダウも2月の高値から-10%となり調整局面へ。
  • 月曜にトランプ大統領が Truth Socialで「米イランは生産的な協議を行った」と投稿し、石油価格が急落・株が急反発したが、木曜にイランが米国の停戦案を正式に拒否したと伝わると市場は再び売り圧力が強まった。
  • 金曜にはドル円が1ドル=160円台へ下落し、2024年7月以来1年8カ月ぶりの水準になった。
  • スタグフレーション懸念の高まりでFRBの年内利下げはゼロが織り込まれた。

今週の主導アセット(Market Drivers)

原油(WTI/Brent)

ホルムズ海峡の閉鎖が続き、Brent原油先物は戦争開始前(2月27日)比で56%超上昇し、先週う金曜日$113台を記録していた、Brent原油は、月曜のトランプ大統領の発言で急落したが、イランの停戦拒否で再反騰し、$110となっている。
WTI原油:

Brent原油:


2月比:

有事のドル買い

米ドルが今月およそ2.5%上昇し、事実上の安全資産として機能。株・債券・金がいずれも下落し、資金の逃げ場が少ない状況。中東戦争でドルが安全資産として買われる一方、リセッションからの利下げ強制を見据えた長期的なドル安シナリオと対立。

米ドルインデックス(1カ月):

スタグフレーションは、「インフレ」と「景気後退」が同時に起きること。FRBはインフレがある限り、利下げはしにくい。しかし、長期的に見た際、スタグフレーションが深刻化していくと(景気後退により)、FRBは利下げを強制する必要が出てくる。

S&P500(1カ月):年初来 -5%以上の安値となり、年初来安値を更新。

S&P500は高値から-10%にはなっておらず、調整局面とはまだ呼べないが、来週にも調整局面入りする可能性はある。

米10年債利回り(1カ月):

新規の債券の利回りが高くなると、既存の債権価格は安くなる

ゴールド(1カ月):

週間パフォーマンス表

市場 前週末 今週末 週間騰落
S&P500 6,506 6,368 -2.12%
NYダウ 45,577 45,166 -0.90%
NASDAQ 21,647 20,948 -3.22%
米10年債 4.384 4.428 1.00%
日経平均 53,372 53,373 0.00%
WTI原油 98 101.1 3.13%
ゴールド 4,497 4,493 -0.09%
DXY 99.5 100.2 0.70%

市場センチメント

VIX指数は 31に上昇。VIX、Fear&Greed指数は先週から恐怖を更新している。しかし、Put-Call Ratio や Bull vs Bear指数は、先週とあまり変わらず。市場では、TACOトレードへの「慣れ」や「疲れ」が見え始めている。

トランプ大統領の月曜日のSNS投稿、イランが停戦案を正式に拒否した報道。市場は、トランプ大統領の発言(投稿)に振り回される1週間となった。

来週のイベント

  • 4月1日 -4月2日: 米国ISM製造業景気指数、米国小売売上高(前月比)
  • 4月3日 -4月4日: 米国ISM非製造業景気指数、米国失業率、米国非農業部門雇用者数

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