2026/04/04~2026/04/11 振り返り

今週のマーケット要約

  • 4月8日(水)の停戦発表を受け、米国・イランが2週間の暫定停戦に合意したことが、今週の市場を最も大きく動かした。
  • 4月8日(水)の停戦発表を受け、WTI原油は16.41%急落し94.41ドルで引けた。
  • ダウは1,325ポイント急騰し、過去1年で最大の上昇を記録した。
  • ただし、停戦後もホルムズ海峡の通航は依然として大幅に制限されており、停戦の実効性に対する疑念も残った。
  • 10日(金)には3月CPIが発表。前年比+3.3%と2024年5月以来の高水準となったが、コアCPIは前年比+2.6%と予想を下回り、市場はおおむね好意的に受け止めた。
  • 週全体を通じ、停戦による地政学リスク後退とインフレ懸念の綱引きが続いた。

今週の主導アセット(Market Drivers)

米国・イラン停戦とホルムズ海峡問題

4月8日に停戦が発効。ホルムズ海峡の完全・即時・安全な再開を条件にトランプ大統領が攻撃停止に合意した。これを受けてエネルギー株・航空株・景気敏感株が急騰。リスクオン転換が鮮明となった。

S&P500

ゴールド

日経平均

WTI原油

停戦前に125ドル近辺まで高騰していたWTIが98ドル近辺まで急落・安定した。その後、イランがレバノンへのイスラエル空爆を停戦違反と批判し、木曜には再び100ドルを突破する場面もあった。

3月米CPI

ヘッドラインCPIは前月比+0.9%・前年比+3.3%と高かったが、コアCPIは前年比+2.6%(予想+2.7%を下回り)市場はおおむね「エネルギー要因による一時的な上昇」と解釈し、株式市場は底堅く推移した。

 

週間パフォーマンス表

市場 前週末 今週末 週間騰落
S&P500 6,582 6,817 3.57%
NYダウ 46,504 47,917 3.04%
NASDAQ 21,879 22,902 4.68%
米10年債 4.309 4.317 0.19%
日経平均 53,123 56,924 7.16%
WTI原油 112 96 -14.68%
ゴールド 4,676 4,750 1.56%
DXY 100.2 98.7 -1.49%

市場センチメント

8日の停戦発表から原油価格が下がり、VIX、Fear&Greed指数はともに先週から低下を続けている状況。マーケットからは恐怖が少しずつ抜けていっている状況。

アナリストらは「市場はセンチメント主導で上昇しており、ファンダメンタルズの改善ではなくポジショニングの調整が主因」と指摘。停戦の脆弱性が確認されれば巻き戻しリスクがある、との評価が多い。

来週のイベント

主要なイベントはない。

アメリカとイランの代表団による停戦交渉が決裂。今後は「停戦の2週間は有効だが、恒久合意は不明」という極めて不安定な状態が続く。 4月12日、バンス米副大統領は、イランが核兵器を追求しないとの確約を示さなかったため、交渉団は合意を得ずに帰国すると記者団に語った。
22日以降の停戦期間の終わりに向けて対立が再燃する可能性がある。

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