訪問販売の断り方と注意すべきポイント

すこし昔のことになるのですが、うちは訪問販売でオール電化に切り替えました。

当時、オール電化や太陽光発電に興味をひかれていたこともあり、ショッピングモールなどで太陽光フェアなどをやっていると見に行ったりしていたので、家バレしたのかもしれません。その数か月後に、オール電化関係のセールスマンがかなりやってきました。訪問販売では契約する気がなかったので、門前払いしていたのですが、2回ほど訪問販売員を家に上げて話をしてしまいました。

大概の営業は門前払いにするのですが、昔の話で何と言われて家にあげたのか、詳細は覚えていないのですが、話をしたセールスマンは最初、「電力会社・ガス会社などの関連会社・代理店」であるかのように名乗り「〇〇の点検です。」や「〇〇の料金の改定について」などと言っていたと思います。ほかにも、「電力会社・ガス会社などの担当変更」のような説明をして来たセールスマンや、「期間限定特価」や「モニター特価」であるかのようにふるまい、お得感を匂わせる営業もいましたが、これらはいつも通り門前払いしました。

「いまなら安くなる系」の話はまともに話を聞いたことがないので真相はわかりませんが、2重価格の部類のウソの可能性が高いです。

このようなウソ(や言い回し)を使って、家主を玄関から出そうとする行為自体がそのセールスマンが不誠実な証拠です。当時はそこに気付けませんでした。

万が一玄関から出た場合は、話始めた内容がインターホンで聞いた内容と異なった時点で、打ち切って帰らせましょう。

当時、私の場合は太陽光に興味があったことから、インターホンの時点で騙されて家に上げたことを忘れるほど話し込んで、見積もりまで行きました。しかし、冷静になって考えると、そもそも騙しでドアを開けさせる業者は、絶対に信じてはいけませんね。

インターホン越しに断る!

基本はインターホン越しに断る方法で自衛しましょう。直接合わないのが一番断りやすいです。そこで、よくわからない訪問者の場合にはインターホン越しに、「営業ですか?」と聞くのが効果的です。「いいえ」以外の答えが返ってきた場合は、「営業は不要です。」と言って、インターホンを切りましょう。回りくどい言い回しで時間を割かれるのにも腹が立つので、私は電話での勧誘もそれで切っています。

スポンサーリンク

見積もりで注意すべきこと

セールスマンを家に上げて話をした場合は、見積もりまで進むこともあると思います。そんな時に注意すべきことを振り返ってみたいと思います。今見積もりしている最中の人は、以下のような点に注意しましょう。

セールスマンは家主が知らない知識を自信ありげに語ってきます。そもそもセールスマンは、人をひきつけるような話術の教育も受けています。人間的なタイプが合う合わないもあると思いますが、タイプが合った場合は、かなり話に引き込まれます。

家主が初めて聞く分野の話であるため、セールスマンがかなり頼れる存在に見えますし、ワクワクするような語り口で話すので、話し込んでしまうと信頼してしまいます。

販売員が帰った後で話した内容をインターネットなどで調べて、いくつか電話で質問してみてください。嘘や誤魔化し、言い切り(話を打ち切ろうとする)があれば、そのセールスマンはアウトです。当時、私は会話の中でいくつかのミス(「間違い」と「言い切り」)に気付いていましたが、セールスマンの感じが良かったので流しました。今思えば、この時点でサヨナラすればよかったと思います。

1回目のセールスマンはポンコツ(最終的に合わないタイプだった)で値段も安くならなそうだったのですぐに断りました。その1回目とのギャップもあり、2回目来た別の会社のセールスマンがすごくよく見えてしまいました。そういった心理的な背景に加え、値段もかなり引いてくれたことで、ついついこの販売店で太陽光パネルとエコキュートの設置を決意します。

今考えてみれば、もっと、たくさんお店に出向いてじっくり見積もりをするのでよかったとおもいます。一応、安くなった値段がインターネットで言われている相場圏内(最安値ではない)であることや、見積もり依頼中から見積もり期限内にかけて、近くのリフォーム店で簡易見積もりを依頼した結果、今回の見積もりが高くはないと判断し契約をしましたが、私の場合セールスマンが提示してきた機種が下位機種でした。近所のリフォーム店が見積り依頼したのは上位機種だったので、あとで考えたらやはり少し高かったと思います。

当時、セールスマンと話が盛り上がったのは上位機種の話であり、その機能は欲しいと話していたので、当然上位機種で見積もられているだろうと、思い込んでいたのが大きなミスでした。

もし契約する場合や見積もりを確認する場合は金額だけではなく、型番を確認しましょう。型番は似たものが多いので完全一致で確認し、話していたものと違う機能が場合は、問い合わせるかそのまま断りましょう。

太陽光パネルも、エコキュートも施工不良

実は、この記事を書こうと決めたのは、ここからです。利用開始からすぐに、太陽光パネルの施工不良がみつかり、数年後にエコキュートの排水管の施工不良が見つかりました。最初から施工不良の連続です。

太陽光の方は、購入前から施工不良のうわさを見聞きしていたため、施工完了後に真っ先に屋根裏の確認を行い施工不良を発見し、証拠の写真とともに引き渡し時にすぐに報告しました。詳細は以下で記事にしています。

ソーラーパネル(太陽光パネル)の取り付け後に見つけた業者の施工不良と、施工不良についてクレームした内容について紹介します。 すでに設置し終わった方は施工不良の発見や、施工...

エコキュートの施工不良については、排水管と基礎の施工不良です。こちらも詳細は記事にする予定です。

工務店に丸投げ対応

どちらの施工不良も、訪問販売店はフロントに出てこず、施工業者と直接やり取りをすることになりました。施工業者は工務店のおっちゃんなので、多少、技術的な知識がないと相手にできないかもしれません。私はこの辺の知識を持っていた(調べもした)ので、言い逃れさせませんでした。訪問販売店は、当然こちらの見方にはならず、施工業者と一緒に隠すほうに動くと思います。自宅に施工不良の可能性がある場合は、技術的な知識を高めて会話に挑む必要があるでしょう。

施工完了の引き渡しの時に、太陽光パネルの施工不良を報告・相談した担当セールスマンは、営業当初の勢いはなく、クレームの対応にも慣れていない様子でした。あまりバレたことがないのかもしれません。そして、施工不良の対応について、私を論破できないと思ったのか、面倒くさいと思ったのか、すぐに施工業者に対応を変わって引っ込んでしまいました。その後は、私が直接、施工業者と問題である施工について議論し、対応を決定することになりました。

結局、担当セールスマンは、最初に一度「ご迷惑をおかけしました」と謝罪に来ただけで、再施工時や、その再施工完了時にも現れず、かなりの信頼を裏切られた気持ちと、残念な気持ちでいっぱいになりました。

数年後、エコキュートのほうも施工不良を発見したため訪問販売店に久しぶりに問い合わせたときは、予想はしていましたが当時の担当セールスマンは辞めており、太陽光パネルの施工不良があったことも引継ぎもされていない様子でした。この業界は人の出入りが多いようで、販売店も頻繁に無くなっています。販売店が残っていただけラッキーだったかもしれません

さらに、現在の担当者らしき人物は、最初の一回だけ電話で会話したのみで、私の指摘に対しても「そのような施工(私が言っている正しい施工)がされた現場を見たことがないので大丈夫です。」と言い切っていました。しかし、この施工は取説にも書いてある施工であることを説明したところ「施工業者から連絡させます。」と言ったのち、一度も出てくることはありませんでした

そもそも、取説に記載されている正しい施工を見たことがない時点で、この販売店のすべてのエコキュートで施工不良がある可能性を示唆する発言となるため、言い逃れるためだとしても絶対に言ってはいけない文言を言い切った担当者の勉強不足は半端がないです。

結局、訪問販売店は、正しい施工法も知らずに工務店に施工を丸投げし、契約金を中抜きしているだけの存在なのだと実感しました。

すべての訪問販売が今回のような問題を起こすとは言えません。もしかしたら、オール電化業界のあるあるで、ほかの業者で施工した場合も同じような施工不良が起こったかもしれません。これは、あくま個人の感想です。