私は、学生時代から15年以上、自宅では PFU の HHKB の Lite を愛用し、職場では初任給で購入した HHKB Lite2 を10年以上愛用しています。
ずっと欲しかった HHKB Professional 2 ですが、キーボードに2万円となるとなかなか手が出せていませんでした。しかし、ついに先月HHKB Professional 2を購入しました。購入にあたり、Professional BTと非常に迷いましたが、Professional BTではなく、Professional 2に決定したポイントは以下:
- BTだとBIOS設定時に困りそうだったので、有線接続ができたほうが良いと考えた。
- BTはどうしても、電波干渉が起きるイメージがあり不安だったこと。
- USB2BT PLUSとProfessional 2を併せて購入しても金額がそれほど変わらないこと。
ということで、USB2BT PLUS一緒に使っている写真がこちら。(現在はポータビリティー向上のため、車の外装用両面テープでキーボード側面にUSB2BT PLUSを張り付けています。)
USB2BT:http://bit-trade-one.co.jp/product/module/usb2btp/
1か月使っての使用感
HHKB Professional 2
Lite/Lite2と比べてタイプ感、タイプ音はともに非常によくなりました。また、Lite2は時々チャタリングを起こしていましたが、HHKB Professional 2 は今のところ一切ありません。(USB2BT PLUSと併用でもチャタリングなしです)
2万円の価値が本当にあるのかというと、人それぞれでしょう。数千円のキーボードやメーカ純正のキーボードでもストレスなく打てる人もいるでしょう。
私は、数万円の服やバックの価値は一生理解できる気がしませんが、メーカ純正のキーボードを長時間使うとストレスを感じます(指が吊りそうになることもあります)。少なくとも、キーボードに2万円が理解できない人が手を出すものではないでしょう。
しかし、私がLite/Lite2を15年愛用してきたように、PCは変わってもキーボードは、長く同じものを利用したいという人にとっては、気持ちよくタイプできるというのは、重要なファクターでしょう。
PFUのサイトにもこのような記述がありました。
アメリカ西部のカウボーイたちは、馬が死ぬと馬はそこに残していくが、どんなに砂漠を歩こうとも、鞍は自分で担いで往く。馬は消耗品であり、鞍は自分の体に馴染んだインタフェースだからだ。
いまやパソコンは消耗品であり、キーボードは大切な、生涯使えるインタフェースであることを忘れてはいけない。[東京大学 和田英一 名誉教授の談話]
省スペースキーボードが欲しいというレベルの人は、店頭でLite2と打ち比べてみて、違和感がなければ Lite2 でも十分でしょう。私自身 Lite2でも気持ちよくタイプできていました。無線化したいのであれば、USB2BT PLUS で行けます。
ただ、HHKB Professional 2はより至上であることは言うまでもありません。(そもそも、静電容量無接点とメンブレンでは、構造が違いますからね。)
USB2BT PLUS
さて、USB2BT PLUSの使用感ですが、こちらも驚くほど良い製品だと思いました。
技術的に難しいからなのか、キーボードにこだわりがある人が少ないためお金になりにくいからなのかは、わかりませんが、USBをBTに変換するようなハードがあまり売られていません。
お気に入りのUSBキーボドを無線化出来るこの製品は大変素晴らしいと思います。
まだ試してはいませんがUSBパススルー機能も搭載されているようで、USBキーボードとして利用/給電しながら、タブレットなどのBTキーボードとしても切り替えて利用できるという優れものです。(以下の図、真ん中の接続パターン)
公式サイトから転載。
BTの切り替え先も3台まで登録できます。普段はWindows PCで利用していますが、試しにタブレットや携帯をつないで切り替えてみても、素早く切り替えができ問題なく利用できています。また、無線化のストレスを一切感じません。
一つ欠点をいうと、Bluetooth Ver2.1 のためか電池の減りがかなり激しいと感じています。アルカリ乾電池4本で利用した場合で、1日4,5時間の利用で1週間持たないです(電源異常の赤LEDが付きキーが利かなくなります)。9000mAhのモバイルバッテリーを利用して、同程度の利用で1週間ギリのレベルかなと感じます。土日のブログ更新やネットサーフィンには問題ないと感じていますが、仕事向きではないような気がします。
ただ、HHKB Professional BT も Bluetooth Ver3.0 ということで、省エネは期待できないと思いますが、HHKB Professional BT の電池の持ちはどうだったのかは気になります。
二つ合わせて
電池のモチ以外、まったく問題ありません。USB2BT PLUS (BT接続)がストレスフリーに使えなかったら、USBのみで利用しようと思っていましたが、無線化ストレスはなく、配線からも解放されて、大変気持ちよく使えています。
この組み合わせは、個人的にとてもおすすめだと思います。Professional BTについては全く試せていませんが、他の方のProfessional BTのレビューなどと合わせて、Professional BTとProfessional 2を迷っている方の選択肢の参考になれば幸いです。