Re:ゼロから始める異世界生活 小説 の 要約・概要・ネタバレ1

アニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』(以下、リゼロ)の第二期制作が決定しましたね!

さて、ご存知の方がほとんどだと思いますが、「リゼロ」の原作は Web小説(※ 正しくはアニメの原作は書籍版小説で、書籍版小説の原作がWeb小説)です。そして、うれしいことに Web小説は、今でも「小説家になろう」の Webサイトから読むことが出来ます。Web小説は 2012年から書かれており、まだ完結していません。量もかなりあります(現在 6章)。全部で 11章との噂で、折り返しといったところでしょうか。

このサイトでは、リゼロの一期の続きである Web 版小説の 4章以降について、私自分の理解を深め、話の概要を覚えておくために 「要約」と「ネタバレ」を書いまとめていきたいと思います。

一期の続きを知りたい。小説を読むまではいかないけど、「概要」だけでも続きが知りたいという方の参考になればうれしいです。

このサイトはWeb版のみで書籍版については触れていません。アニメの直接の原作となる書籍版小説は、読みやすく洗練されており、ところどころ変更されたイベント・追加されたイベントなどもあるようです。
今回の記事は、Web版小説の第三章幕間『竜車での一幕』『イタダキマス』『それぞれの、誓い』を読んでまとめたものです。詳細に知りたい方はそちらもぜひ読んでみてください。
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リゼロ 第一期 最終回の後、なにがおこる?

アニメ第一期では、この Web小説の 3章までが公開された形となります。いい終わり方でしたね。
アニメ化第二期のはじまりは、当然ここからになるでしょう。

無事にエミリアやアーラム村の子供たちを魔女教の野望から救出したスバルは、白鯨討伐の凱旋したクルシュたちと合流するために、王都へ向かう竜車の荷台でエミリアと会話しています。このスバルとエミリアの会話で最も衝撃的だったのが、エミリアから出た

「――レムって、誰のこと?」

です。

このエミリアの一言にとても衝撃を受けました。白鯨戦での何度目かの「死に戻り」の時に、レムが白鯨の『霧』に飲まれた際に聞いたセリフですね。読んでいてすごくゾッとして、嫌な予感しかしませんでした。え?白鯨が実は生きていて凱旋部隊が大変なことになったの?なんなの?

白鯨討伐後スバルたちの話はアニメでも見たとおりです。では、クルシュやレムたちは無事に王都へ凱旋できたのでしょうか。スバルたちと別れた後、何が起こるのでしょうか。

ズバリ、凱旋途中に『こと』はおきます。王都への帰路についたクルシュ一行を、2人の魔女教大罪司教(『強欲』担当、「レグルス・コルニアス」と『暴食』担当、「ライ・バテンカイトス」)に同時襲撃にあったのです。

白鯨との闘いで消耗していることもあり、クルシュとレムの一行はあっけなく負けてしまいます。そして、クルシュは「記憶」を、レムは「存在」と「記憶」を、ライ・バテンカイトスに食われ(奪われ)てしまいます。

この 2人の大罪司教の設定資料(画像)が、リゼロの担当編集イケモト(@ike_edi)さんのTwitter にありましたので載せておきます。左が『強欲』担当、「レグルス・コルニアス」、右が『暴食』担当、「ライ・バテンカイトスです。

「記憶」を奪われたクルシュは、ヴィルヘルムやフェリスら臣下や周りが存在こそ覚えているものの、クルシュ自身が白鯨を討伐したことはおろか、自身の立場(王選のこと含めて)さえ忘れさってしまいました。
「存在」と「記憶」を奪われたレムは、白鯨の『霧』にのまれた人と同じように周りから存在を忘れられ、眠ったままの状態になってしまいます。レムのことを知るのはスバルだけ。白鯨を共に討伐したヴィルヘルムやフェリス、クルシュからも忘れられてしまっています。

スバルはこの『こと』をクルシュ邸(王都)についてから知ります。

白鯨の『霧』と違い、体はここにあるのに、誰の記憶にも残っていないレム。このことを知ったスバルは一度自害しますが、時すでに遅しセーブポイントは更新されており、『こと』が起きた後にしか戻れませんでした。

この魔女教大罪司教2人の襲撃で帰還中だった討伐隊の半数は死亡し、残った騎士たちも「記憶」を奪われクルシュと同じ状態となってしまっていました。クルシュ陣営の副長たちが王都の騎士団を連れて街道に戻ったときには、もう大罪司教のどちらも残ってはいませんでした。また、アナスタシア陣営の獣人傭兵団は即時撤退し、難を逃れていたそうです。

王選がらみで行くと、アナスタシア陣営は白鯨討伐や魔女教大罪司教討伐での活躍は、クルシュ陣営やエミリア陣営の活躍に比べて小さくはありますが、被害に対しての配当は大きく、一人勝ちの状態となりました。そのため、一時的にフェリスの提案でクルシュ陣営とエミリア陣営との同盟の白紙撤回が持ち上がりますが、クルシュ陣営とエミリア陣営はひとまず同盟は維持したままとなります。

クルシュ邸ではクルシュやエミリア、ヴィルヘルムやフェリスとの会話がありますが、スバルに魔女教との対決を決意させたのは、パックとの会話だったでしょう。

パックいわく  ゛『暴食』の権能(能力)は、相手の『名前』を食べて周囲の記憶から奪い、相手の『記憶』を食べて当人の記憶を奪うこと゛ だそうです。そして、両方を奪われたのが今のレムの状態です。『暴食』の大罪司教を倒せば、レムを取り戻すことができるかもしれません。その可能性に欠けて、スバルは決意を新たにするのでした。

スバルとエミリアは、王選でのエミリア陣営としての今後を決めるために、一度ロズワールのもとへ戻ることとなり、オットーが御者をつとめる竜車に乗ってクルシュ邸を後にします。

アニメ一期で出てきた白紙の親書の理由

アニメ一期の23話で、白鯨討伐後にペテルギウス(魔女教)との闘いへ向かう道中、ラムがスバルたちを襲うシーンががありました。『白紙の親書が届いた』というあのシーンです。アニメを見ていた時は、魔女教が入れ替えたのかな?くらいにしか思っていませんでした。

しかし、本当の原因は『存在』を消されてしまったレムが親書書いたため、その中身も消え親書が白紙になってしまっていたというのが真因。本当に伏線がしっかりしていますね。

この文章を書きながら思ったこと

現在まだ、4章を読み進めているところなのでもしかしたら既に明らかになっているかもしれませんが、私がこの文章をまとめながら思ったことを書きます。

アナスタシア陣営の獣人傭兵団は、小説中には「個々の判断で即時撤退し、難を逃れた」という文章があります。もしかして彼らは魔女教大罪司教同時襲撃を知っていたのではないでしょうか。実は何らかの情報をもっていた可能性もあるかもしれません。白鯨討伐の時も「自分たちの荷物は自分たちで運ばないと魔女教が襲い掛かってきたときに~~」のようなセリフを言っていたように思います。

小説ではアナスタシア陣営のことがあまり詳細に記述されていません。読んでいるときは違和感がありませんでしたが、書き起こしてみるとアナスタシア陣営の動きがかなり怪しく見えてきてしまいました。