2026/03/08~2026/03/14 振り返り

今週のマーケット要約

  • ホルムズ海峡の封鎖により世界の原油供給の約20%が遮断。
  • イランの新最高指導者に、アリー・ハメネイ師の次男、モジタバ・ハメネイ師が選出。
  • ホルムズ海峡に機雷がまかれたという思惑や、トランプ大統領の「“Plenty of time”:時間は十分ある」や「戦争早期終了の可能性がある」やなどの発言により米マーケットは乱高下。
  • 10年国債利回りは4.25~4.26%まで上昇し、米GDP第4四半期(第2次速報)が前四半期の4.4%から0.7%へと大幅に下がり、米経済​の見通しには不透明感が出ている。
  • 債券・ゴールド・円といった従来の「リスクオフ受益資産」が必ずしも上昇せず、原油とドルのみが強い「戦争型リスクオフ」の週となった。
  • IEAは「史上最大の備蓄放出」を正式決定した。

今週の主導アセット(Market Drivers)

WTI原油 / Brent原油

Brent は2022年8月以来久々に1バレル100ドルを突破。
ホルムズ海峡を通過する世界の原油消費量の約20%が実質的に遮断されたことが背景。

2022年2月にロシアがウクライナ侵攻を開始。2-8月にかけて100ドルを超えた。当時もIEAによる協調放出がありました。ロシア産原油のインド等への迂回輸出などにより、徐々に落ち着いていった。

米ドル(DXY)

ドル指数は2025年11月以降の高値圏を維持し、2週連続の上昇軌道。米国のエネルギー自給度の高さがドル選好の背景と専門家・報道は指摘。

米10年国債利回り

原油高から「インフレ再燃の懸念」、「利下げ観測の後退」から、米10年債利回りは4.2%後半まで上げている。

週次パフォーマンス表

市場 前週末終値 今週末値 週間騰落
S&P500 約6,740 約6,632 −1.60%
NYダウ 約47,501 約46,558 −1.99%
NASDAQ 約22,387 約22,105 −1.26%
日経平均 約55,621 約53,820 −3.24%
WTI原油 約90.2 約99.73 10.09%
ゴールド 約5,170 約5,020 -2.90%  :2週連続下落
DXY 約98.8 約100.5 1.72%    :2週連続上昇

※ ゴールド、WTI、DXYは、正確な数値は未取得 3/7(土) 6:00 ごろの価格 を取得

戦争勃発後、安全資産として一時上昇していたゴールドであるが、強い米ドルと国債利回りの上昇から「有事のドル買い」となった。金利を生まないゴールドの価格上昇の抑制要因と分析されている

市場センチメント

VIXは週頭に比べ、落ち着きを見せている。

日経VIも3月9日(月曜日)に一時66まで上昇。2026年の中東危機はリーマンショック、コロナショック、令和のブラックマンデー(2024年)、トランプ関税ショック(2025年)に続く5度目の「日経VI40超え」となった。

来週の主要イベント

アメリカ市場

  • 3月19日 03:00-04:00 :FOMC記者会見・パウエル議長会見
金利は据え置きが確実視されるも、スタグフレーション下でのドット・プロットの変化や、2026年の利下げ回数見通しに注目

日本市場

  • 3月19日  15:30-  : 日銀金融政策決定会合・上田総裁会見
日銀は0.75%での据え置きが有力視されている。上田総裁の円安へのコメントや利上げ姿勢の変化に注目

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