Google AdSense の利用規約を再確認、収益は公開可能か?

Google AdSense に関して、「収益」、「週間PV数」、「月間PV数」や「Google Analytics の統計」に関してブログで紹介しようとした場合に、何が公開可能で、何を公開してはいけないのかと疑問に思うことがあります。

検索してみても結局「ブログに公開すべきではない 論」と「ブログに公開しても問題ない 論」が出てきて結論がよくわからないままです。しまいには、「Google AdSenseをしていないブログに公開すれば問題ない」という記事さえ見つかります。規約違反していても、Google AdSense のアカウントがバレなければ問題ないでしょうから、まあ、そうでしょうね。

また、根拠のない推論の域を出ないものから、根拠のありそう(=Googleに聞いてみた系)なものまで、さまざまな情報が上がっています。しかし、自分の目で確認できるものではないものは正しい根拠とは言い難いと思います。

根拠のない情報をもとに行動してしまい、あなたの Google AdSense のアカウントが止められないようにしましょう。

こういう場合は、自分の目で「利用規約」を確認してみるのが一番です。利用規約は以下から確認できます。もちろん、自身でGoogleにメールで問合せ確認するのもありでしょう。

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PV数やクリック率は公開可能か?

これがよく争点となる文言だと思われます。この文章がわかりにくいのが推論を呼ぶ原因です。法律的な解釈の問題も存在するため、時と場合にもよる書き方になっています。

要約すると、Googleの機密を公開するのは規約違反です。

(b)にあるようにGoogleの機密には「クリック率(クリックスルー率)」や「その他統計」が含まれると書いてありますので、これらを公開するのは規約違反です。

一方で、”11 条にかかわらず、お客様は、自らによる本サービスの利用によりもたらされた Google による支払総額を正確に開示することができます。”とあるので、Google AdSense の支払総額を開示することは可能です(機密には当たらない)。

なお、PV数は機密ではないと考えますが、Google Analytics の PV数のスクショは白に近いグレーでしょう。Google が提供するソフトウェア(機能)を利用せずに、集計した統計(サーバーのアクセスログなどから集計)は、機密ではないので公開しても問題ないでしょう。ブログやサーバーの機能や自身でApache等のログをカウントし、PV数を出す方が余計な誤解を生まないと思います。

規約違反するとどうなる?

以下に書いてある通り、警告なしにアカウントが停止され、最悪再作成も不可能となるようです。また、6ヵ月以上アカウントを利用しなかった場合も、アカウントを閉鎖されるようです。ブログを休止している方はお気をつけて。

結論

結論としては、

  • 支払い金額に関しては公開可能。
  • Googleのソフトウェア(Google Analytics)などでとった統計情報は、公開不可。

ただし、Googleのソフトウェアを利用しない、サーバーのログや独自の統計ツールから集計可能な情報は、公開しても問題ありません(Google の機密ではないため)。※ PVはこれにあたります。